2023年9月30日(土)、10月1日(日)
コラッセふくしま(福島県福島市三河南町1-20 福島駅西口から徒歩3分)
https://www.corasse.com/
2023年6月1日~7月6日(予定)
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座 安村誠司教授
このたび、「ヘルスコミュニケーションウィーク2023~福島~」を、2023年9月1日(土)、 2日(日)に開催することになりました。多くの方々のご支援、ご協力を頂き、開催させて頂けることに、厚く感謝申し上げます。
一昨年度に「ヘルスコミュニケーションウィーク2021~広島~」で日本ヘルスコミュニケーション学会、日本ヘルスリテラシー学会、日本メディカルコミュニケーション学会の学術集会が同時開催されました。また、昨年度4月に上記3学会のほか、日本医療通訳学会、日本ヘルスマーケティング学会、日本医療コミュニケーション学会、日本医学サイエンスコミュニケーション学会の7分科会が、ヘルスコミュニケーション学関連学会機構(以下、機構)に改組され、設立しました。
今回のテーマは「「未知なる不安」に対応するヘルスコミュニケーション-原子力災害・コロナ禍を経験して-」(仮題)としました。
2019年の中国武漢市での新たな感染症の報告、そして2020年以降の新型コロナウイルス感染症の流行以後、私たちは「感染様式、予防方法や治療法など」がよくわからない新興感染症への不安を抱えてきました。様々な流言飛語が、大きな問題となりました。私たちは「未知なる不安」に向き合わなければならなくなったと言えます。
振り返ってみますと、2011年3月11日に発生した東日本大震災、その後の東京電力福島第一原子力発電所事故(以下、原発事故)に伴う放射性物質の飛散が発生しました。その際にも、放射線という見えない、感じられない「もの」がどの位放出され、どの程度健康影響があるのかについて、専門家しかわからない状況でした。まさに、「未知なる不安」を抱くことになりました。
何らかの健康不安を引き起こす事象が発生した際には、専門家から住民にリスクに関する情報提供、つまり、リスクコミュニケーションが行われますが、リスク(負の事象の確率)が小さいことを伝えることが目的であると見られ、適切に受け取られてきませんでした。
まだ終息が見えないコロナ禍においても、同様のことが伺われます。将来も、様々な健康リスクが発生することは必定と考えます。そのような「未知なる不安」に対処するためには、リスクについて知ることも必要ですが、アウトカムとしての健康、及び、健康の要因に関して正しく理解しておくことが必要です。
今回もUMINセンターの多大なご協力になり、ハイブリッド参加に配慮した開催を予定しております。本機構傘下の学会は多領域の会員で構成されていることが特長です。多くの参加者による発表と議論の場になれば幸いです。
随時更新
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座
総大会長:
安村誠司(福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座)
事務局長:
森山信彰(福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座)
実行委員:
岩佐一、中山千尋、山田秀彦
大会事務局:福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座内
〒960-1295 福島市光が丘1番地
Mail hcw2023@fmu.ac.jp